【レビュー】”溶鉄のマルフーシャ” ネタバレなしで、遊んでみた感想や評価、続編について

アクションゲーム

今回は、前々から気になっていた「溶鉄のマルフーシャ」を実際にプレイしたので感想や評価を交えながら紹介していきます!

先に言うとこのゲーム、中毒性があります。私は時間を忘れて夢中になっていました。

敵を倒す爽快感、資金繰りを考える奥深さ、キャラクターの可愛さなど…。

刺さる人にはぶっ刺さる、とても良いゲームでした!

購入を考えている方の後押しになれたら幸いです。

(※遊んだハードはSwitchです)

こんな方にオススメ!
・可愛い女の子がでてくるゲームを遊びたい方
・ディストピアな世界観が好きな方
・ギリギリの戦いを好む方

「溶鉄のマルフーシャ」とはどんなゲーム?

ジャンルアクション/シューティングゲーム
対応ハードPC/PS4/PS5/Switch
公式サイト溶鉄のマルフーシャ (lsv.jp)

舞台は戦争中のとある国。ディストピアな世界で国境の門を守る衛兵「マルフーシャ」の視点で物語が進んでいきます。

ゲームとしては、マルフーシャを操作し、毎日迫りくる敵兵から門を守り抜くタワーディフェンス型。

突破されないよう、武器や能力をアップグレード、仲間の雇用など戦力を自腹で整えます。

功績が認められれば昇給も。

激しくなる戦いの中、常にギリギリの戦いを繰り返していくのが本作の基本的な流れです。

わりに合わない過酷な労働環境

マルフーシャは、家族を守るため命がけで戦線に立ちます。

住み込みで戦うのですが、お世辞にも良い環境とは言えません。必要最低限の食事と水分、ぼろぼろの浴室とベッドしかありません。

これだけ劣悪な労働環境。国からもらえるお給料はさぞかし高いんだろうなぁ。

そんなことはありません。手取りはべらぼうに低いです。

総支給額、たったの6…

基本給の大半は、税金によって差し引かれます。学生ローンや家賃といった、マルフーシャの生活代も一緒に控除されていきます。

また、門の修理代もなぜかマルフーシャの財布から捻出されます。公共物じゃないのか?

さらに追い打ちをかけるのが、税金の種類。

こちら、一定の周期で増えていきます。しかも、めちゃくちゃ控除されます。

最終的な給与明細書。支給額が…

この国、終わってないか?マルフーシャも、だんだんとお上に対して不信感を抱くように。

そして、最初にも申し上げた通り、武器の支給についても自腹です。

ポケットマネーからマシンガンや弾薬の購入、傭兵の雇用をしてくださいね。

しかも結構高い

このような制度のため、楽な戦いというものは基本的にありません。

お金の支出を渋ると余裕で陥落します。

かといって投資しすぎると、いざという時にお金が足りなくなり、欲しい武器が手に入らずに負けてしまうことも。

状況を判断し、少ない資金をどう運用していくか考えるのも、本作の魅力です。

「溶鉄のマルフーシャ」の総評

基本的な概要をお伝えしたところで、本作を遊んでみた私の感想や評価を述べていきます。

感想-テンポのいい戦闘に爽快感!時間を忘れる中毒性あり

一回の戦闘はだいたい1分弱といったところで、短めです。日をまたぐタイミングで中断セーブができるので、好きなタイミングでやめられるのもグッド。

戦闘に関しては、非常に気持ちいいものとなっています。進めば進むほど、雑魚敵が増えるため、無双している感覚になります。

また、撃破時のエフェクトや効果音もリッチです。確実に倒したとわかるものなので、殲滅できたという達成感があります。

ちなみに、本作にはメインモードチャレンジモードがあります。

メインモードは、いわゆるストーリ形式のコンテンツ。チュートリアルもこのモードで教えてくれるので、ここから遊びましょう。

意外にも、メインモードはさくさく進行します。

負けるときはだいたい初見の敵が現れた時ぐらいで、よほどのことがなければ、誰でもクリアできる内容です。

仮に負けても、すぐにコインティニュー可能なので、ストレスなく遊べます。

また、本作はマルチエンディング方式です。一定の条件を満たすことで分岐します。詳しくは以下の攻略wikiをご参照ください。(ネタバレ注意)

エンディング分岐 – 溶鉄のマルフーシャ 攻略 Wiki* (wikiwiki.jp)

チャレンジモードは、メインの難易度に満足できない人のためのコンテンツ。何日まで門を守り切れるかというスコアアタック的なモードです。

軽く遊んでみたのですが、これも面白い。

負けた時は悔しいのですが、もう一度やれば記録更新できるんじゃないか?という発想になり、繰り返し遊びたくなります。エンドコンテンツの一つです。

評価-すきま時間にも遊べる、コスパのいいゲーム!ただ、操作性はいまいちな面も

総合評価★★★★☆
ゲーム性★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
演出★★★★★
ボリューム★★☆☆☆

個人的には良作となります。1,000円ちょっとで、このクオリティは十二分に満足できます。

物語自体はあっさりめですが、エンド分岐も多く、条件もたまたまで全て達成できないのもいいポイント。

なにより、でてくる女の子がみんな可愛い!ブラックな世界にキュートな女の子、という異色の組み合わせが素晴らしい。

私の推しは監査官ちゃんです。

こういうお茶目なシーンが唯一の癒し

ただ、繰り返し遊ぶコンテンツとなるので、そういうのが苦手な方にはオススメできません。

また、私はSwitch版で遊んだのですが、エイムを合わせる操作が少しやりにくく感じました。

Rスティックを傾けるのですが、慣れないうちは細かく標準を合わせるのに苦労しました。(FPS慣れしていれば、そうでもないかも…?)

おそらく、PC版の方が快適に遊べるかと思います。

今さらにはなりますが、あまりよろしくない表現も存在します。暴力的、残酷的な描写が苦手な方にもオススメしづらいです。

(ただ、筆者もそういう耐性は低いのですが、楽しく遊べました。気になっているのなら遊ぶべき!)

「溶鉄のマルフーシャ」レビューまとめ

ここまで「溶鉄のマルフーシャ」を実際にプレイした感想を語っていきました。

簡単にまとめると

  • コスパが良く、繰り返し遊べるスルメゲー
  • 過酷な世界に可愛い女の子。爽快感ある中毒性

こちらが本作の魅力となります。

繰り返し遊べる、という点に重きをおいたゲーム性なので、

  • 同じ作業を繰り返すのが苦手な方
  • 大きな変化を求める方

には、あまりおすすめしにくいです。

かといって、遊ばないというのも勿体ないほどの良作です。

その証拠に、2023/12/20に続編である「救国のスネジンカ」の発表があったのです!(ブログ作成中に知りました…)

以下、steamのストアページ

Steam:救国のスネジンカ:Sentinel Girls2 (steampowered.com)

主人公はマルフーシャの妹にあたるスネジンカ(本作にも登場します)。ひ孫請け民間軍事企業の有期契約社員として、様々な防衛業務をこなすシューティングゲームとのこと。

相変わらずブラックな香りがしますね。

今のところ、2024年配信予定と具体的な時期は決まっておらず、steamでしか配信されないようです。

いずれ他プラットフォームでも配信されるとは思いますが、早く遊びたい方は要チェック!

次回作をより面白く遊ぶために、この機会に触れてみるのもいいかもしれませんね。

今回はこれにて。ありがとうございました。

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