【OMORI】ゲームのネタバレなしで、どこまで魅力を伝えられるのか

RPG

今回は、不朽の名作というに相応しいOMORIについて紹介します。

昨今のインディーゲームの発展は目覚しいものがあります。OMORIも、インディーゲームの枠には収まらない、非常に優れた作品となっております。

しかし、本作はうつ病や自殺をほのめかす描写があるため、購入を迷っている方が多いのも事実。(私がそうでした)

本記事ではネタバレなし、ゲーム画像の貼り付けなしでお送りします。

理由としては、ネタバレがあまりにも致命的でゲームの満足度を下げてしまう恐れがあるからです。

ご理解のほど、よろしくお願いします。

(※遊んだハードはSwitchです)

こんな方におすすめ!

・どんなゲームなのか知りたい方
・鬱関係の描写がどの程度なのか把握したい方

OMORIとはどんなゲーム?

アメリカのインディーゲームスタジオであるOMOCATが開発・販売を行っているロールプレイングゲーム。サイコホラーRPGと呼ばれることも。

本作は日本の『MOTHER』シリーズ、『ゆめにっき』というゲームから色濃く影響を受けたゲームとなっていると公表されています。

この2作を遊んだことがある方なら、思わずニヤリとするようなネタや表現が数多く存在。

よりOMORIの世界観に浸りたい方は、事前に遊ぶことを推奨します。

プレイヤーは主人公であるオモリを操作し、友達とかくれんぼをしたりピクニックをして過ごしていました。

ある日、友達の1人が行方不明になってしまう。

豪快な攻撃を得意とする女の子オーブリー、素早い身のこなしでイタズラを繰り返す男の子ケル、料理でみんなのお腹を満たしてくれるケルのお兄ちゃんヒロ

3人の友達と協力して、失踪した友達を探しに旅に出る。というのが、本作の大まかな流れになります。

”OMORI”というゲームだけが持つ魅力

OMORIには形容しがたい、固有の雰囲気や魅力が多くあります。

が、掘り下げれば掘り下げるほどネタバレに近づいてしまうので、ここでは浅く紹介。

不思議でかわいい世界観…?

冒険を進める中で、オモリたちは様々な出会いや経験をします。

公園の近くの森では、なんと賢者の石からお金を払うことで(単位はアサリ)ありがたいお言葉をいただくことができます。

(ちなみに、ゲームの攻略とは全く関係ないです。なんならプレイヤーにとってもメリットがあまりないです)

また、公園で遊んでいる友達はみんな変わった見た目をしています。人間なのか、そもそも生き物なのかすら怪しい、でもどこか愛嬌があって憎めない。

話を進めていくと、この不思議でかわいい世界の正体が分かります。

ぜひ皆さんの目で真相を確かめてください。

バトルのコツは感情!奥深いコマンドバトル

OMORIの世界にはRPGらしく敵が存在します。

みんなからブサイクと言われる苗もぐら、なんの害もなさそうなうさちゃん、懐かしのアイテム達が敵として立ちはだかります。

これらの敵を倒すために、感情がとても重要になります。

感情にはいらいらにこにこしょんぼりの3つがあります。

それぞれ相性があり、いらいらしょんぼりに強く、しょんぼりにこにこに強い。にこにこいらいらに強い、という関係になっています。

有利な感情だとより多くのダメージを与えられ、敵からの攻撃で受けるダメージが下がります。

仲間と敵の感情をコントロールして、スムーズに進めていくのがバトルのコツです。

はじめのうちは感情の相性を覚えるのが大変ですが、遊んでいくうちに自然と覚えられます。

感情で有利になって強力な敵を倒した時の達成感は、他のゲームでは味わえないものとなっておりますので、ぜひバトルも楽しんで欲しいと思います。

ネタバレなしで伝えたい感想

ここからは感想を述べます。

再三いっているとおり、ネタバレなしです。匂わせのような表現も避けます。

ゆえに、抽象的でふわっとした内容になってしまいます。少しでも本作の魅力が伝われば嬉しいです。

クリアしたときには泣いていた

本作はマルチエンディング方式を採用。プレイヤーの選択肢によって結末が変わります。

1周目をクリアした時、こんなエンディングがあっていいのか。と放心しました。

クリアした達成感、というよりは主人公と仲間たちに感情移入しすぎて、これで終わるのは悲しい。そう思わずにはいられない内容でした。

もはやゲームという枠組みで考えることが失礼なのではないか?こんなゲームがあっていいのか?

何もかもがはじめてのゲーム体験でした。

忘れられないゲームになる。と仰った方がいます。まさにその通り。忘れたくても忘れられない、こころに刻み込まれるような物語です。

心という器があるとして、その中をぐちゃぐちゃにかき乱され、中身を空っぽにされたところで劇薬を流し込まれる。劇薬を中和するためには、自分で薬を作る必要がある。

私のもつ感想を表現するなら、これ以上のものはありません。

だいたいのゲームを遊び尽くして飽きたと思っている方こそ、本作を遊ぶべきです。

ゲームに終わりはない。何でも表現できる。

そんな希望を抱けるほどの衝撃がありました。

うつ病や自殺に関する描写について

結論から言うと、心の弱い方や重度の精神疾患を患っている方にはおすすめできません。

感情移入しすぎて、日常生活に支障が出るような方にもおすすめしづらいです。

前評判通り。いや、それ以上の辛い展開や描写が含まれています。

ただ、和製ホラーのような怖さはありません。私もホラーゲームは苦手ですが、なんとかクリアまでたどり着けました。(それ以外の怖さがありますが)

人間の本質と言いますか。日常に潜む恐怖をこれでもか!というくらいリアルに表現されております。

逆に本作をおすすめできる方は、適度に感情移入ができる方、キャラに愛着がもてる方になります。

そういった方には是非とも遊んで頂いて、感想を共有したいものです。

まとめ

・他では味わえないゲーム体験
・忘れられないゲームになる
・心が弱い方にはおすすめできない
・ネタバレなしで遊んで!←めちゃ重要

以上が、私の伝えたかったことを簡単にまとめたものになります。

万人におすすめできるゲームではありませんが、遊ばないのはもったいない。

ゲームが好き、特にストーリーで感情をめちゃくちゃにされたい方は必修となります。

少しでも面白そう!気になる!となった方は本作の購入を検討してください。

今回はこれにて。ありがとうございました!

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